環境動態化学研究室

人員構成

 百島則幸教授、杉原真司准教授

 MC2年名、MC1名、学部4年生名(平成25年

 

研究テーマ

環境中に存在する放射性核種、安定同位体などを利用する環境動態解析研究と環境放射能に関する研究。

 

具体的な研究内容

1水素の放射性同位体トリチウムの環境動態研究

トリチウム(半減期12年)は、天然生成、核実験、原子力エネルギーの利用などにより環境中に見出される。海水、地下水、河川水などの水循環の研究などに利用されている。将来は、核融合炉の燃料として大量に使用予定であることから環境中での移行解明が求められている。

a. トリチウムによる地下水の滞留時間の研究

b. 植物へのトリチウムの取込

 

2環境試料中の微量元素分析とその環境動態研究

原子炉を利用する放射化分析は非破壊分析法の一つであり多様な試料について多元素同時分析を可能にする。また、ICP-MS(質量分析法)はごく微量の元素濃度を高精度で分析できる。これらの方法で環境試料を分析して得られた微量元素の濃度分布や変化から、環境中での微量元素やそれらが含まれている環境試料の挙動を知ることができる。

a. 海底堆積物中の微量元素の分析

b. 大気浮遊塵中の微量元素の分析

 

3放射性核種を利用する年代測定の研究

  海底堆積物等は環境評価に有用な試料である。特に柱状試料は現在から過去までの環境情報を保持している。放射能分析による年代評価は時間軸を与える。微量元素分析のデータと一緒に解析することで、時間変動を含めた環境情報を得ることができる。

a.    有明海の海底堆積物の放射能分析よる環境変遷解析

b.    鍾乳石の年代測定