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ステファン・J.・リパード博士(マサチューセッツ工科大学化学科教授)プロフィール
リパード教授は世界的に大変著名な生物無機化学者であり、メタンモノオキシゲナーゼ(MMO)などが担う生体に必須の酵素反応について、無機化学の観点から優れた研究成果を収めてきた。制癌剤として知られるシスプラチン (cis-PtCl2(NH3)2) の活性発現の機構を解明する上で極めて重要な構造学的知見を見出した研究成果は特に著名である。現在、より高活性な制癌剤の研究開発を推進している。最近の研究では、神経伝達物質として重要視されるNO分子の蛍光センサーとして機能する新規金属錯体の開発にも成功しており、本特別シンポジウムではその変遷と最新の研究成果についてご講演いただく。 その生物無機化学分野における研究業績は高く評価されており、 2004年にアメリカ最高の栄誉として知られるアメリカ国家科学賞(National Medal of Science)を受賞したほか、多数の賞を受賞している。また、アメリカ化学会誌 J. Am. Chem. Soc.の編集委員としても広く知られている。
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