<電子伝達部位を修飾した大環状コバルトNHC錯体の合成と光水素生成触媒機能>
我々の研究室では大環状コバルトNHC(N-ヘテロ環状カルベン)錯体(Co-NHC)がメチルビオローゲンの一電子還元種を電子ドナーとする
低い反応駆動力(150 meV)下で光水素生成触媒反応を促進することを明らかとしました。
このCo-NHC錯体による水素生成反応の律速段階はプロトン共役電子移動(PCET)過程(Co(II) + H+ + e- → Co(III)-H)であると考えられています。
本研究ではCo-NHCの触媒回転頻度の向上を期待して、電子伝達部位を導入したCo-NHC錯体による光水素生成反応について研究を行っております。
|
|