錯体化学(酒井研究室)
kanri_scc
2024/06/05
生体系の物質変換を担う金属酵素においては、しばしば金属多核錯体が重要な役割を果たしています。当研究室では、複数の金属イオンの組織化がもたらす機能や物性に焦点を絞り研究を行っています。金属間相互作用と化学反応性の相関、光水素発生機能を備えた光分子デバイス、酸素生成機能や二酸化炭素還元機能を示す分子性触媒などが研究対象です。実用可能な機能性金属錯体の開発を目指し、新規多核錯体の合成、構造解析、及び機能評価を進めています。