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生命の基本単位である細胞は、遺伝子の情報をもとに非常に複雑な代謝系を構築することで多機能性を発揮することができます。細胞が細胞としての「かたち」を維持するためには、外界と細胞内あるいは細胞内の小器官 (オルガネラ)を区画化する膜構造が必要となります。生体膜は両親媒性の膜脂質で作られた脂質二重層を基本骨格としています。
リポソームのような人工膜は、最低限1種類の膜脂質があれば作ることが可能です。ところが、生体膜は数万種類の膜脂質で構成されており、しかも細胞内の存在する場所でその組成が大きく異なることが知られています。なぜ、こんなに種類が必要なのでしょうか?
わたしたちの研究室では、生体膜脂質の超多様性と細胞の多機能性獲得の連関性を調べることで「生体膜脂質の構造多様性の生理学的意義」を追求する研究を行なっています。特に、「スフィンクスの謎」とも例えられる謎多き膜脂質、スフィンゴ脂質に着目した研究をおこなっています。

                  

キーワード:脂質生化学、生体膜、スフィンゴ脂質、セラミド、酵母分子遺伝学

NEWS & TOPICS

  • 河野君 (2022年度卒)が筆頭著者の論文が、FEBS Journalに掲載されました (2023年9月)
  • 蛋白質と酵素の構造と機能に関する九州シンポジウム (宮崎)に参加しました。松崎さんがポスター発表賞を受賞しました (2023年9月)
  • M2の川口君、松崎さん、山縣さん、M1の樋口君、山内君が酵母遺伝学フォーラム (新潟)で発表しました 山縣さんがポスター発表賞を受賞しました (2023年8月)
  • 福田さん (2022年度卒)が筆頭著者の論文が、Scientific reportsに掲載されました (2023年7月)
  • M2の川口君、M1の樋口君、山内君が令和5年度日本生化学会九州支部例会 (長崎)で発表しました (2023年6月)
  • 谷が第65回 日本脂質生化学会 (熊本)で発表をしました (2023年6月)。
  • 谷が分担執筆を担当した「微生物を活用した有用物質の製造技術」がシーエムシー出版から出版されました (2023年5月)
  • ホームページを開設しました。(2023年4月)
  • M2の河野君と福田さんが日本生化学会大会 (名古屋)で発表しました。河野君が若手優秀賞を受賞しました (2022年11月)。
  • M1の川口君、松崎さん、山縣さんがYeast Workshop (高知)で発表しました (2022年11月)
  • M2の河野君がセラミド研究会 (札幌)で発表しました (2022年10月)
  • 古賀さん (2021年度卒)が筆頭著者の論文が、Mol Biol Cellに掲載されました (2022年10月)
  • M2の河野君、福田さんとM1の松崎さんが酵母遺伝学フォーラム (沖縄)で発表しました (2022年9月)
  • M1の松崎さん、山縣さんが令和5年度日本生化学会九州支部例会 (オンライン)で発表しました (2022年6月)
  • 高山君 (2021年度卒)が筆頭著者の論文が、BBRCに掲載されました (2022年3月)
  • M2の高山君が日本農芸化学会2022年度大会 (オンライン)で発表しました (2022年3月)
  • 大隅基礎科学創成財団より酵母コンソーシアムフェローの称号が谷に授与されました (2021年12月)
  • M2の古賀さん、高山君、M1の河野君、福田さんがYeast Workshop (オンライン)で発表しました (2021年11月)
  • M2の古賀さん、M1の河野君、福田さんが日本生化学会大会 (オンライン)で発表しました (2021年11月)
  • 谷が第14回セラミド研究会 (ハイブリッド)で発表をしました (2021年10月)。
  • M2の古賀さん、高山君、M1の河野君、福田さんが酵母遺伝学フォーラム (オンライン)で発表しました。 古賀さんが優秀発表賞を受賞しました (2021年9月)
  • 瓜田君 (2020年度卒)が筆頭著者の論文が、FEBS Journalに掲載されました (2021年8月)
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  • M1の河野君、福田さんが令和2年度日本生化学会九州支部例会 (オンライン)で発表しました 河野君が優秀発表賞を受賞しました (2021年6月)